和光市民文化センター サンアゼリア
旧バージョンからの移行で、操作系の改善により大変使いやすくなりましたし、ランニングコストも下がりました
システムの導入日:2021年 8月 1日
お客様の声取材日:2023年 7月 27日
施設情報
【施設区分】
市民文化センター
【客席数】
大ホール:1,286席
(1階842席、2階438席、車椅子席4席、親子席2席)
【利用設備】
大ホール、小ホール、楽屋、展示ホール、企画展示室、練習室(和室・洋室)、会議室、リハーサル室
【利用用途】
コンサート全般、展示会、イベント、会議など
和光市民文化センター サンアゼリアのご紹介
和光市民文化センターサンアゼリアでは、童謡や歌謡曲、オーケストラコンサート、バレエ、オペラ、歌舞伎などあらゆる公演が開催されます。
公演に合わせて自主事業、共催事業、助成事業の他、希望がある場合に貸館利用のチケット販売も行っています。
今回は、公益財団法人和光市文化振興公社様の導入事例をご案内させていただきます。
【いつでも発券】は、和光市民文化センター サンアゼリアにて運用頂いております。
同公社の、事務局次長 出牛様、ならびに事業係主査の高野様にお話を伺いました。
自ら工夫して効率の良いシステムの操作・使い方を発見し続けている姿勢が、当社としても大いに参考になりました。
導入の経緯
そもそもは、貸館システムの刷新を考えておりまして、そちらから検討をしていたところ、チケット販売システムの導入も含めた、コスト的にも魅力的なオファーを頂きました。
パストラーレさんとは旧システムからのお付き合いでしたし、新システムも無償のトライアル環境で実物を体験・評価させていただき、 コストパフォーマンスに優れ、導入メリットも大きいことがわかりましたので、貸館・チケット販売両システムの移行を決めました。
選定理由、決め手
まず、ランニングコストが下がることが大きかったです。
旧システムも、保守・サポート費が月額固定ではありましたが、そこがまず下がりました。
それから、決済代行会社さんの月額固定費用もなくなりましたので、トータルで約2割減ですね。
また、旧システムでは有料オプションだった色々な機能が、すべて標準機能として揃っていることも魅力的でした。
すぐに使うかどうかは別にして、電子チケット、キャッシュレス決済、抽選販売などが、必要に応じいつでも使えるのはやはりありがたいです。
それでいて、導入コストも旧システムに比べればかなり低いので、他の選択肢はなかったですね。
導入後の感想、導入効果など
まず、起動時によくわからないエラーが出て、何度も再起動することがなくなりました。
また、旧システムでは何らかの理由で予約取り消しを行う際に、システムの画面からと決済代行会社さんの管理画面の両方で操作が必要でした。
新システムでは、システム側からの操作だけで済んでいますので、だいぶ手間が減りました。
それから、チケット購入者側のお客様にもメリットがある事例として、コンビニ発券が購入後即時可能となりました。
旧システムでは、発券可能になるまで2日かかるという仕様でした。
お客様からも『いつ発券できますか?』というお問合せをよくいただいておりまして、説明に苦慮しておりました。
当館としても、コンビニ発券は大いに活用したいところでしたが、旧システムのころは余裕をもって公演日の2週間前まで可と限定しておりました。
現在は、公演前日までコンビニ発券が選択可能とすることが出来て、効率よく運用出来ております。
その他、画面操作周りが改善され、柔軟な操作が可能となり窓口業務に効率化メリットが出ています。
例えば、窓口でチケットお買い求めの際に、初めてのご利用だったのでその場で顧客登録しチケットを購入、さらに発券前に友の会への入会をお勧めし、その場で入会いただきチケットを割引価格で購入・発券と、予約・販売画面での一連の操作が現状の新システムでは可能です。窓口ではわりとよくある操作です。
旧システムでは、無記名で予約・購入の後、画面を顧客管理画面に切替え顧客登録し、その後友の会入会、購入済みのチケットを一旦キャンセルし、再度新規登録した顧客で予約・購入しなおして発券という流れでした。
チケット販売周りの現場の要件をよく把握されていることが分かりますので、使っている我々の方もうれしくなりますね。
旧システムよりシンプルな画面構成で、ボタンクリックにより色々な作業パスを見つけられ、工夫次第で色々な結果が得られます。自由度の高い融通の利くところが良いですね。
あとは細かい点ですが、旧システムでは入金取り消しが入金操作当日でないと出来ませんでした。
セキュリティ上の配慮かもしれませんが、入力ミスの場合もありますし、とくに当館では隣接する他の施設でもチケットを販売しておりますので、翌日以降に入力ミスの報告を受けることも多々あり少々厄介でした。
現在は、あくまで自己責任の範疇においてですが、いつでも修正できますので売り上げ管理上助かっています。
その他、ご要望など
共催事業という事業区分があると助かります。
当館では、自主事業と受託事業以外に『共催事業』という分類がありますので集計上もう一つの分類が欲しいところです。
それから、登録済み予約を検索する際に入金場所を検索条件にできるとよいですね。csvに落としてセパレートすればよいのですが、画面で見たいというニーズはあります。
ご協力、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
編集後記:
『日々、新しい発見があります』というお言葉がうれしかったです。
我々としても励みになります。
今後とも、プロの目でみた利便性の探求を続けていただけるよう、日々努力を重ねますので。
今回は、色々と興味深いお話をありがとうございました。